北朝鮮の国防科学院は、「(先週に引き続いて)衛星発射場で重大な実験が行われた。成果は、わが国の核戦争抑止力を一層強化するために適用されるだろう」と発表した。
朝鮮人民軍の朴正天総参謀長も、「(実験の成果は)米国の核の脅威を牽制、制圧する別の戦略兵器開発に適用される」と表明、アメリカに対して「われわれを刺激する言動を控えてこそ年末を安らかに過ごせるだろう」と挑発した。
アメリカを相手に「核戦争抑止力」を高らかに謳っているのが、今回の特徴だ。
以上から、米国本土に届くICBMに関連する高出力エンジンの実験だと見られている。
先週の実験が液体燃料エンジンの燃焼実験だったと分析されているので、今回は固体燃料エンジンの燃焼実験だったのではないだろうか。
北朝鮮がここまで強気なのは、アメリカは口だけで、現実には行動を起こせないと見ているのだろう。
確かに、韓国がアメリカに協力的ではなく、北朝鮮を制圧するための地上戦を展開しにくいことや、朝鮮半島に対処している間に中国が台湾や尖閣諸島に攻め込んできた場合に、アメリカにはこれらに同時に対処する能力がないことからすれば、北朝鮮の見立ては正しそうに見える。
ただ、アメリカの激しい威嚇を受けて北朝鮮内部でも疑心暗鬼は高まっているはずで、クーデター的なことが北朝鮮内部で発生する可能性もあるし、それをアメリカが意図的に追求している可能性も当然ある。
アメリカ、北朝鮮の双方の思惑違いから、偶発的にミサイルが飛び交う事態に変化することも、ありえなくはない。
北朝鮮の挑発を、我々はもっと深刻に受け止めるべきではないだろうか。
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