中国政府は25日10時30分までで、武漢発の新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が1330人、死者41人と発表した。
だが、現場の医療関係者は、実際の感染者数は政府の発表よりはるかに超えていると、SNSで相次いで投稿している。
発言内容は投稿者によって違うし、それぞれの数字にどれだけの根拠があるのかはわからない。
パニック状態になっていれば、状況を過大評価してしまう傾向も人間なら避けられないだろう。
それを前提にしてもらいたいが、医療現場から発せられている声を列挙する。
武漢市漢口にいる看護師:9万人の感染者がいる
ある女性医療関係者:医師らの推定では10万人が感染した:多くの患者はすでに手遅れ状態:(医療)物資が足りず、入院させることができない:患者に懇願されても、何もしてあげられない
武漢市の看護師:主人が感染し、8日間も発熱し、CT検査ですでに肺炎にかかっているとわかったが、どの病院にも診断、治療、入院を断られた:病室が足りず、医師も看護師も休日を返上して出勤しているが、人手が足りない:それでも患者は救急車でひっきりなしに運ばれてくる
北京の病院に勤務する大学の後輩から情報を得た在米中国人:460床がある(北京にある)地壇病院は全部埋まった:地壇病院に行ってきた主任は現状が悲惨だと言っている:政府の発表は全くのデタラメで、北京市は情報を封鎖している:武漢市だけで15万人が感染しており、全国の感染者が20万に上っている
湖北航天病院の医師:感染者が10万人を超えている
武漢の専門家からの話を聞いたとする明鏡新聞の何頻氏:感染者が10万〜15万人がいる
湖北省宜昌市の医師:防護服、N95のマスク、保護メガネが(医療現場で)必要だが、病院はすでに調達する能力がない:政府から物資が来ていない:淘宝(ネット通販)からも入手不可能
上記の話を総合すると、中国政府が発表している感染者が1330人というのは全く信頼ができないということになる。
すでに北京の1つの病院の460床も埋まっている状態からして、かなり深刻だと思われる。(460床全部がこの新型肺炎の入院患者が占めているというわけではないのだろうが。)
中国政府の発表の100倍くらいが実際の数字なのかもしれない。
また、医療現場の疲弊ぶりもすさまじいことがわかる。
ネット上には、病院の通路に死者が何人も放置されている動画、突然倒れ込む感染者の動画なども上がっている。
中国政府は遅ればせながら、国内外のツアーの販売を一時停止した。
この強権対応で、日本も幾分なりとも助かることになったかもしれない。
空気感染が疑われる例もあるのだが、一応2メートル以上離れていれば概ね大丈夫ではないかというのが、医療の世界では言われているようだ。
人混みの中に行かない、こまめに手や顔を洗う、マスクをする(ウイルスに汚れた手が口などに無意識に触れるのを防ぐ役割がある)、こまめに水分をとってのどが湿った状態を継続する、眼鏡をかける、十分な睡眠や栄養を取って体力を維持するといった対応を、自衛処置としては考えたい。
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これの元ネタとなる大紀元時報の記事
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/23/2020012380109.html
これの元ネタとなるブルームバーグの記事
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-24/Q4LU76DWRGG301
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