中国共産党の習近平総書記は、レストランの食べ残しがないように、注文された料理の提供量を減らすことを求めた。
中国では宴会で人数に対して多めの料理を注文する習慣があるが、これを覆すことが求められた。
これには「光盤運動」という名前が付けられたようだ。
食べ物が載っていた皿が空っぽになれば、皿の輝きが戻るという意味だろうか。
これを受けてケータリング業界では「N-1方針」が進められることになった。
団体客から注文を受ける場合には、注文人数から1人分少ない注文にするように求めるのだという。
一見すると習近平総書記の気まぐれのようにも感じられるが、恐らくはそれだけではないだろう。
水害などによる食料供給の悪化が深刻なことが予想される。
食料供給が悪化すれば、食品価格の高騰は避けがたい。
それは庶民の懐を直撃する。
すでに前年同月比で食料品価格は13.2%上昇し、豚肉価格は85.7%上昇したと、中国国家統計局が発表した。
失業者が1億人近くに達していると推計されている中国で、食料を手に入れられない人たちも数多く出てくるだろう。
そもそも中国では穀物の約30%を輸入に頼っている。
ここに食糧難が到来すれば、さらに輸入量を増やさなければならないことになる。
そしてその場合に輸入先として頼らなければならないのは、アメリカである。
このことを国家安全保障上の脅威だと認識しているということだろう。
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サンケイビズの引用画像(習近平総書記)
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Yahoo!ニュースの引用画像(光盤運動)
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Y.asakawa.comからの引用画像(長江水害)
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大紀元時報からの引用画像(中国の豚肉市場)
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エンワールドからの引用画像(アメリカ国旗)
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