この記事については、アメリカの非主流派メディアで割と数多く取り上げられていたことから、私は記事として採用しましたが、元の記事が切り取り報道ではないかとの疑いが消えないために、真実として扱うのは適切ではないとの判断に至りました。中国情報に詳しい筋に確認を取りましたら、切り取り報道の可能性もあるが、確実にはわかっていないとのことでした。記事そのものを削除するよりは、こうした注意表記を行うべきではないかとのことで、この形にしました。
北京大学教授で、復旦大学の主任研究員兼新政治経済センターの学術委員会の議長でもある陳平氏が、中国が2020年の「生物戦争」でアメリカを打ち負かしたのだと誇らしげに主張していることがわかった。
「2020年、中国は貿易戦争、科学技術戦争に勝利しただけでなく、特に生物戦にも勝利した。これは前例のない、画期的な歴史的なものだ。したがって、中国国内にいるリベラル系でアメリカを素晴らしいと持ち上げる者たちの盲信ぶりには実際には根拠がない。この貿易戦争と生物戦争に米国は敗北を喫して元の形に戻った」と語った。「元の形に戻った」の意味は、激しい対中政策を打ち出したトランプ政権を1期で引きずり下ろして、アメリカを従来姿勢に戻すことができたという意味ではないかと思う。
これを裏付けるように陳平氏は、「トランプ氏の4年間に渡る国際的地位の低下からアメリカを取り戻す試みは失敗したと思う。この失敗は、トランプ氏個人が大統領に再選できなかったというだけでなく、アメリカとイギリスが主導してきた過去40年間のネオリベラリズム主導のグローバリズムの行き詰まりでもある。したがって、アメリカとヨーロッパの開発・近代化モデルは、中国が真似して繰り返すに値しない」、「西洋のモデルは失敗し、500年にわたる海洋国家による文明は崩れる運命にあり、中国共産党が勝利をおさめ、2020年のコロナウイルスの世界的な大流行後の新時代の文明進化の道をリードするのだ」とも述べている。
今回のコロナウイルスは中国が世界を征するための生物兵器として開発し、それによって中国を邪魔しようとするトランプ政権を押しつぶし、西洋との戦いに勝利したのだと、陳平氏ははっきりと述べているわけだ。
こうした話は従来は根拠のない単なる「陰謀論」だと片付けられてきたが、そうではなかったことがついに明らかになったとも言えるだろう。
生物戦に勝利の話は、疫病蔓延という問題対処を生物戦にたとえ、それを制圧する力では、多数の死者を出した米国に比べて勝っているという意味、あるいは今回のコロナパンデミックは米国の研究室でつくられた生物兵器による生物戦の結果であることを前提として、このアメリカが始めた戦いに勝利したという意味として取るべきかもしれないが、前後関係がわからないので、どの内容で取ればいいのかは確定できないとの判断だとお考えください。
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www.wnd.comの記事
https://www.wnd.com/2021/05/china-admits-defeated-u-s-biological-war/
陳平教授の画像
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