中国経済はついに本格的にやばい領域に入ってきたのかもしれない。
12月6日に、内モンゴル自治区フフホト市政府の投資会社が発行した城投債(都市建設債)がデフォルトとなった。
これを受けて、中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策委員会の馬駿委員は、地方政府が資金調達のために設立した投資会社(LGFV)の債務不履行が国内市場に「連鎖反応」をもたらす恐れがあると警告した。
同氏は、「中国各地にある1万社以上のLGFVのうち、数社がデフォルトを公表するだけで、『連鎖反応』が起きるかもしれない。地方政府に関する不履行は、中国の債券市場の信頼感を損ねる恐れがある」としている。
現在の城投債の債務残高は8兆元(約125兆円)とされているが、同氏は、中国地方政府の隠れ債務は明かになった債務の規模より数倍も多いとする研究や推計があることを明らかにし、「一部の地方政府のLGFVは長年、古い債務を返済するために新たな債務を発行するという方法をとってきた。一部のLGFVは銀行に対して、返済時期の先延ばしを要求した」とも述べた。
なお、今年5月に青海省のLGFVが発行した4億8040万元(約75億円)の債券については、デフォルトに陥ってから7カ月経った今も返済を行っていないようだ。
中国人民銀行から出たこの発言は、単純な警告にすぎないのか、それとも中央政府に何らかの対応を求める意図から発せられたものなのか。
中国政府の出方に注目したい。
※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。
ネタ元となる大紀元時報の記事
https://www.epochtimes.jp/p/2019/12/50097.html
無料メルマガ
最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!