蔡総統は、2018年の統一地方選挙で大敗したことで一旦退いた民進党の主席に復帰し、総統二期目の就任式に臨んだ。
蔡総統は就任演説で、「台湾を矮小化し、海峡を挟んだ現状を打破するために中国が『一国二制度』を利用することは受け入れない」と、『一国二制度』を明確に拒絶した。
そのうえで、「長きにわたって共存し、敵対心や相違が深まることを防ぐ方法を模索する義務が台中双方にある」との立場から、中国の習近平総書記に緊張緩和に向けた協力を呼び掛けつつ、中国政府は民主的な台湾と平和的に共存していく方法を見つけなくてはならないと語った。
また蔡総統は、台湾は国際社会から「民主主義の成功例、信頼できるパートナー、世界で善良なパワーと位置付けられている」とし、これは「台湾人にとって共通の誇り」だと述べた。
これは中国に対する嫌味でもあろう。
この上で、アメリカ、日本、欧州など「価値を共有する国」とのパートナー関係を深化させながら、民主主義国家として国際機関への参加に向け積極的に働き掛けていく方針も示した。
さて、台湾は中国と密接な関わりがありながら、新型コロナウイルスの感染者は400人強、死者は7人に留め、その対応の素晴らしさで世界的な評価を高め、蔡政権は高い支持率を得ている。
蔡英文総統の二期目の門出を祝するとともに、これまでとはステージの違う台湾との連携を、アメリカとともに日本政府にも進めてもらいたいものである。
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