北京五輪での中国と韓国の対立が激化している。
ケチの付き始めは開幕式に、中国を構成する諸民族の中に、チマチョゴリを着た朝鮮族がいたことからだった。チマチョゴリは韓国(朝鮮)の伝統であり、「中国は韓国を属国扱いにしている」「文化の侵奪だ」という批判だったが、朝鮮族が朝鮮半島にも中国にもまたがって存在していることからすれば、特に目くじらを立てるようなものなのかという感想を個人的には持った。ともあれ、これによって中国と韓国が感情的に行き違うきっかけを作ったのは間違いない。
スピードスケートショートトラックでは「反則」を理由に韓国の有力選手が相次いで失格とされ、中国選手が繰り上がって金メダル・銀メダルを手に入れることにつながる事態も発生した。金メダルとなった中国選手は決勝で1着だったハンガリー選手をゴール直前で手で押しのけ、なぜか押しのけられたハンガリー選手が失格となっての金メダルだったために、あまりに中国びいきすぎる判定に韓国内でエキサイトする声が強まったのは当然だろう。
男子スピードスケート500メートルでも疑惑の「フライイング」判定によって、金メダル候補の新浜立也(日本)とローラン・デュブルイユ(カナダ)がコンディションを乱されて平凡なタイムとなり、高亭宇(中国)が金メダルを獲得した。このレースで銀メダルを獲得したチャ・ミンギュ(韓国)が表彰台に上る際に表彰台の床を手ではらうような仕草をしていたことが中国人の間で波紋を呼んだ。疑惑の「フライイング」判定によって中国選手が金メダルになったのではないかということへの抗議行動だと受け取られたからだ。実は前回の平昌大会で、判定に不服だったカナダ人選手が同様の行動をしていたことがあり、それを真似たものだと容易に想像がついたのである。
「チャ・ミンギュは規定を違反して処罰される可能性が高く、最悪の場合は銀メダルをはく奪される可能性がある」と中国側が報道し、これが韓国でも報道されたがために、韓国民はこれにも激昂した。
こうしたことが積み重なることで、中国人と韓国人の対立はどんどんエスカレートしているわけだが、これが来月行われる韓国の大統領選挙にも大きな影響を与えている。
韓国の大統領選挙では、与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)氏と保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)氏とが激しく争っているが、親中派の李候補の支持が落ち、尹候補の強い追い風となっているのである。尹候補が新大統領に選出されれば、文在寅大統領に対する捜査が開始されて収監されることになるのはほぼ確実だろう。
第3の候補である中道野党『国民の党』の安哲秀(アン・チョルス)氏が尹氏に「一本化」の提案を行っているが、これにどう対応するかは尹氏の陣営ではまだ固まっていない。安候補の提案を受諾するにせよしないにせよ、尹氏がこの提案をうまく処理することができれば、尹氏の当選はかなり手堅いものになる。
韓国には投票機による不正の疑惑もつきまとっており、これが「最終兵器」として大きな影響を及ぼすことになるかもしれない。それも含めて来月の韓国大統領選挙の行方は面白くなってきた。
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チャ・ミンギュ選手の画像
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2022/02/13/jpeg/20220213s00078000562000p_view.webp
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