中国陝西省に住む雷霄(らい・しょう)さんは、5歳の女児、雷鑫睿(らい・きんえい)ちゃんを失った。
鑫睿ちゃんは生後11か月の時に「武漢生物製品研究所」が生産した「A型流行性髄膜炎ワクチン」の接種を受けた。
このワクチンを接種されてから、鑫睿ちゃんは、四肢の麻痺、意識の喪失、失明、咀嚼機能の喪失、嚥下障害などの症状に襲われ、粉ミルクと少量の流動食しか摂取できなくなっていた。
そして突然の高熱に襲われ、命を奪われたのだ。
自分のお腹を痛めて産んだ子供の命が、このように奪われる事態に陥ったら、どのように感じることだろうか。
実にいたたまれない。
だが、雷霄さんの苦しみはこれだけではなかった。
雷霄さんは中国のSNSのウェイボーに、鑫睿ちゃんが3歳になるくらいまで投稿していたが、投稿内容が反社会的とみなされたのか、ウェイボーに投稿できなくなったのだ。
仕方なく雷霄さんは中国の別のSNSのウィーチャットに投稿するようになったが、こちらも娘が死んだことを知らせる投稿をあげたところ、ブロックが掛けられた。
娘の健康を取り戻すには特別な治療が必要になり、多額の費用も発生する。
雷霄さんは当初2年間は、地方政府に対して適切な医療を求めて陳情をしていた。
だが、地方政府に訴えても、責任逃れをするだけだった。
雷霄さん同様の訴えをしていた父親と祖母は、挑発・騒乱罪で逮捕された。
実は雷霄さんも逮捕されたのだが、乳児がいる事情から保釈されていただけだ。
しかしその間は、子供を病院に連れていくことも許されず、適切な時期に治療を受けさせられなかったこともあって、最終的には娘は還らぬ人となった。
同様の被害を受けている赤ちゃんは中国には数多く、「ワクチン赤ちゃんの家」という活動団体も立ち上げられたが、同団体の発起人の何方美さんも挑発・騒乱罪で逮捕されている。
企業とその監督官庁が責任を負うべき事例で、被害者である子供とその家族に負担がしわ寄せされ、こうした家族を支えようとする活動団体も徹底して弾圧を受ける。
しかもこうしたことが例外的なことなどではないのだ。
中央政府に訴えるために北京に向かっても、地方政府の圧力で強制的に送還されてしまった。
地方政府は「北京に治療を受けに行くのなら、夫婦二人とも再度看守所に入れる」と脅している。
これが中国という国なんだということを、我々は忘れてはならない。
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