ソフトバンクの元社員が機密情報を持ち出し、在日ロシア通商代表部の職員に渡したとして逮捕された事件で、日本の警視庁がこの職員を書類送検する方針を示している。
これに対して、ロシア外務省は、両国間の雰囲気を壊すものだと指摘し、日本側をけん制した。
おいおい。
両国間の雰囲気を壊しているのは、不正な手段で情報を盗み取ったロシアではないのか。
自分が行った不正行為には目をつぶり、当該職員を早々と帰国させ、警視庁が書類送検すると言ったら「両国間の雰囲気を壊すものだ」とへそを曲げるというのは、どんだけ自己中だよって言いたくなる。
もちろん、こうしたあり方が世界の標準だから、ロシアだけがおかしいという話ではない。
安倍総理は、ロシアの対ドイツ戦勝75年式典への出席を固めたようだが、こういうロシアの態度を見て、取りやめることを示唆してはどうか。
行ったら北方領土を返してくれるという約束があるなら、もちろん行ってもらって結構だが、4島返還のみならず、2島返還さえ認めなくなった現在のプーチン路線を、日本が黙認したことになることへの警戒心がなさすぎだ。
どういう外交判断かわからないが、単に仲良くしたいというのは外交ではない。
真剣に国益を腹の底に持ちつつ、互いに騙し合いすらも行い、その中で相手の真意を探っていくというのが外交ゲームのあり方だろう。
外国に常に揺さぶられて右往左往しながら、日本からは揺さぶりをかけないから、舐められるのではないか。
2島返還すら認めないロシアの姿勢を黙認するつもりが総理には全くないならば、むしろ4島返還を前提に交渉できないのであれば、出席しないと明言するのが正しいあり方だろう。
そういう揺さぶりで、日本の姿勢についての世界の誤解を解くようにしておかないと、後々の交渉に禍根を残すことになる。
昨今の安倍総理の外交方針には、疑問符がつくことばかりだ。
一体どうしたんだろう。
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