反移民、反EU、積極財政を主張して、イタリアで急激に支持率を高めている「同盟」の党首であるサルビーニ上院議員の免責特権を、イタリア上院は賛成多数で剥奪した。
サルビーニ氏は副首相だった昨年7月に、救助されたアフリカ系の「難民」116人に対して沿岸警備隊の船を降りる許可を与えなかった。
このため、フランスやドイツなど5か国が受け入れの分担方法で合意するまでの1週間の間、「難民」たちは船内の不健康な環境で過ごすことを余儀なくされた。
サルビーニ氏は、違法に移民を海上で拘束した罪に問われ、最長だと15年の禁固刑に処せられ、公職につくこともできなくなる。
昨年秋に、それまで政権を担ってきたコンテ政権が崩壊し、総選挙の可能性が高まっていたが、国民の人気が急激に高まっている「同盟」が第一党になる勢いであることから、反「同盟」勢力が連立を組んでこれを阻止した経緯がある。
この「同盟」の中心人物であるサルビーニ氏を政治的に抹殺することによって、「同盟」の勢いをそごうというのが、反「同盟」のリベラル勢力の考えているところだ。
サルビーニ氏が行ったのは、確かに強権的な手法ではあったが、建前論ではなかなか防げない不法移民の問題を政治的決断で解決に導こうとしたという点では、評価できると考えている国民も多いだろう。
数の暴力でこうした動きを絶対に止めようとするところに、リベラルの怖さがあるのを、改めて見せつけたと言えるだろう。
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