人権・民主主義

中国が台湾人のドメインを購入! ネット世論操作に利用!(朝香 豊)


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中国には「網軍」と呼ばれる集団がいる。

「網軍」の「網」は「インターネット網」のことを指しており、「網軍」とは「インターネット上で中国を有利にする宣伝戦を行う部隊」のことを言う。

ネット上で中国共産党に有利な書き込みを1件すると、5毛(0.5元)もらえたことから、「五毛党」と呼ばれることもある。(最近はもうちょっと高いらしい。)

この「網軍」が、台湾人が持っていたインターネットのドメインを購入し、デマの投稿・拡散に利用していると、台湾の法務部調査局が発表した。

調査局が新型コロナウイルスに関するデマの発信源などを追う中で、中国の「網軍」が昨年6月から同7月にかけて台湾人所有のインターネットドメインを13個購入したことを突き止めた。

こうしたドメインを利用したウェブサイト上には、中国政府の報道発表資料とか、台湾の世論を誘導するためのフェイクニュースなどが多く掲載されている。

そしてこの情報が、SNSなどを通じて広められているわけだ。

中国共産党や人民解放軍関係の組織が裏で操っている可能性が高く、仮にそうだとすれば、高度に組織化された、戦略的な謀略だということになる。

このような「網軍」が日本でも動いている可能性は高いだろう。

そういえば韓国にも「VANK」という組織があり、似たような活動をしている。

Facebookの書き込みが表示されなくなったり、アカウントが停止されたりすることがあるのは、こうした「網軍」や「VANK」が執拗な抗議を行うせいなのかもしれない。

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http://japan.cna.com.tw/news/achi/202003070003.aspx

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