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外国からのパクリで強大化した中国! したたかなその戦略を甘く見るな!(朝香 豊)


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中国共産党の金融専門家である臧其超氏が短い文章で語ったことは、中国がこの40年にわたって行ってきたことを的確に要約したものだ。

中国は改革・開放を推進して外国人を中国に招き入れた。彼らは技術、資金、経験、知恵をもたらした。中国政府は庶民の起業を奨励し、外国人と共同経営させ、外国人から学ばせた。40年が過ぎ、すべて学び終えて我々はすべて自分たちでできるようになった。最後に振り返ると、工場からも設備からも技術からも特許からも製品からも市場からもブランドからも、外国人がすべて姿を消した。

つまり、外国人から技術、資金、経験、知恵を全部もらって吸収し、最後には外国人を追い出して全部自分たちの成果にしたというわけだ。

臧其超氏は「我々は荒々しく剽窃し、荒々しく複製した。知的財産権や特許技術がなんだというのか。」とも述べている。自分たちがやってきたことがパクリにすぎなかったことを開き直っているわけだ。

中国人民大学国際関係学院の副院長である金燦栄氏は習近平のブレーンの一人だが、彼もすごいことを話している。ざっと要約すると、以下のようになる。

鄧小平路線によって中国は大いに発展したので、習近平がこれから扱うべきは中国の尊厳の問題だ。現段階はアメリカと対等の立場に立つことが課題であり、次世代はアメリカをコントロールして管理することが課題となる。自分たちよりも上の立場にいるアメリカを引きずり下ろすためには、まず第一に、アメリカが過ちを犯すようにいろんな条件を作ることである。第二にアメリカが扱わなけばならない問題を過剰にして、手が回らない状況を作り出すことだ。第三にはアメリカの中に入り込み、誰がどういう存在かがわからないように混乱させることだ。第四には、アメリカとの直接対決をなるべく避けながら、自分たちの路線を推し進めることだ。第五には、アメリカのすべての下院議員の選挙区に中国からの投資が入って、それぞれの選挙区で中国が数千から数万の票を動かせる力を持ち、立候補者がこの票を無視できない状態にすることだ。キャスティングボードを握れる票を動員できる力を持てば、アメリカの政治全体に影響力を行使できるというわけだ。金燦栄氏はこのことを「アメリカの議会を第二の人民代表大会常務委員会に変えることができる」と述べている。第六にはアメリカの敵を分散させることだ。外敵が多いと、どれが主敵かで内部抗争が起きる。外敵が4つあれば、アメリカはどれと戦うべきかがわからなくなる。

中国は民主国家アメリカの弱点をよく研究し、それによってアメリカがその持っている力を使えないようにして、最終的に自分たちが勝利を収めることを戦略としていることがわかる。そしてこれは何もアメリカだけでなく、西側諸国のどこにおいても中国が展開している戦略だろう。

我々が相手にしなければならないのはこのような国家であることを、忘れてはならない。

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