習近平の父親の習仲勲は、中央の政治組織にイスラム教指導者らを引き入れることが、政府に反発する者たちに暴力をやめさせる一助になり得ると主張していたことを、ニューズウィークが報じている。
1952年段階で新疆ウイグル自治区の共産党指導者だったのは、王震と鄧力群だった。
彼らは、当時の共産党中央の方針に反発し、反乱があったらためらわずに鎮圧する姿勢を示していた。
これに激怒していたのが習仲勲で、2人は一連の会議で習仲勲に猛烈に批判され、王震は号泣し、鄧力群は体重が10キロも減ったそうだ。
女性がベールを着用し、男性が髭をたくわえるのは、イスラム教徒としては普通の所作だ。
これを「封建主義に逆行する」としてみなす姿勢を習仲勲は非難していた。
習仲勲は「歴史を振り返ると、政府の厳格で柔軟性のない宗教政策が激しい弾圧につながり、望ましくない結果を生んでいる。宗教活動を政策や法の範囲内に導くことができなくなるだけでなく、むしろそれらの活動が常軌を逸したものになり、下心のある者がその状況を利用することさえ可能になる」と述べている。
こうした習仲勲の姿勢と「容赦は無用」だと言ってウイグル弾圧に走る習近平との落差は大きい。
習近平は父親の習仲勲を尊敬していると述べていたことからすれば、これほどの皮肉はなかなかないだろう。
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