ニューヨークタイムズのスクープだ。
ウクライナ機の撃墜について、イラン政府は3日間の間は撃墜と知りつつ嘘を突き通し、このままだと自分は辞任するとロウハニ大統領が脅すまで続いたというのだ。
ソレイマニ司令官の暗殺によってアメリカとの軍事的緊張が高まる中で、空港を敢えて閉鎖しないでおけば「人間の盾」になり、イランへのアメリカの軍事攻撃を防ぐのに役立つと、イラン指導部は考えていた。
ミサイル部隊の士官は、巡行ミサイル発射を促す警告を耳にしたが、これが間違っていたとの訂正メッセージは耳に入っていなかった。
そのため、2発の巡航ミサイルが放たれたのだという。
この士官はイランのトップ3の軍高官にこのことを伝え、ハメネイ師にも伝えられた。
だが、ロウハニ大統領などの行政スタッフやイラン国民には伝えられなかった。
危機がこれ以上大きくなっては国が対処できないと考え、事実を隠蔽することが通った。
だがどうも隠しきれないと考え、軍の司令官がロウハニ大統領を呼んで真相について話した。
その後、真相を公表しないと自分は辞任すると、ロウハニ大統領が動いた模様だ。
自分は、イラン革命防衛隊の一部に反ハメネイ・反ソレイマニ派がいて、意図的に撃墜したのではという推論をしていたのだが、このスクープでは恐怖心に駆られた人為的なエラーによって引き起こされたという流れだ。
それも当然ありうるだろう。
ともあれ、この情報はやがて情報統制の厳しいイラン国内にも浸透して行くことになる。
その後にイランの現在の体制が維持できるのかどうか、今後は注目したい。
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これのネタ元のNew York Timesの記事
https://www.nytimes.com/2020/01/26/world/middleeast/iran-plane-crash-coverup.html?smtyp=cur&smid=fb-nytimes&fbclid=IwAR0FCH0JlkpjFXMCteJ0VkzxFaTkxvdeZUq6klhGn–wZg2A9aOhliEqtHg
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