武漢など湖北省にいた邦人を乗せたチャーター機の第2便で帰国した人たちのうち、新型のコロナウイルスに感染しているのは2人だったことが確認された。
第1便が3人、第2便が2人だったことから、武漢での新型コロナウイルスの感染者の割合は1%を超えるという推定は、それほど的外れではなくなったと感じる。
ここからの大雑把な推計では、湖北省の人口はおおよそ6000万人であるから、湖北省での感染者数は60万人程度はいるのではないかということになる。(武漢市単独の感染者数の公式データが入手できなかったので、武漢市を含む湖北省全体で計算を代用した。)
中国政府が1月31日現在で発表している湖北省の感染者の数字が5806人であることからすると、中国政府が発表している数字は2桁違うのではないかと思う。
実際の感染者数が100倍ではないかという推論をそのまま北京市にあてはめると、北京市の公式の感染者数は121人であるから、12000人程度はいるのではないかということになる。
上海市の公式の感染者数は128人であるから、実際の感染者は13000人程度はいるのではないかということになる。
この数字は荒唐無稽に思えるかもしれないが、北京市にある460床ある地壇病院のベッドがすべて埋まったという情報は、24日の段階ではすでに流れており、そこからしても1月31日段階で北京市の感染者数が121人にとどまるとの公式見解は、全く信用ができないと考えるべきだ。
非常に雑な推計を行っている自覚はあるが、正確な情報が出てこない中で推計するとすれば、このようなやり方にならざるをえない。
隠れたリスクに対応するとすれば、むしろこうした推計結果すら超えるのが実際かもしれないと考えて、危険への対処を行うべきである。
こうした前提を置いた場合に、北京や上海からの訪日客は、湖北省の訪日客ではないので、安心できるということになるだろうか。
ならないというのが当然の判断だろう。
感染率が入国者の0.05%(1/2000)であったとしても、1日に5000人が中国から入国するとすれば、毎日2.5人の感染者が入ってくることになる。
いますぐ、中国にいる邦人の全員帰国を促すとともに、まずは一旦中国からの入国を閉ざすべきだ。
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ネタ元となったNHKの記事
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200131/k10012267841000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
ジョンズ・ホプキンス大学の研究チームが作った、感染データのグラフ
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
画像はYahooニュース(全然関係ない2018年の記事)から引用
https://news.yahoo.co.jp/byline/mamoruichikawa/20180206-00081284/
https://rpr.c.yimg.jp/im_siggb4JK6T2szcUlswAWzrmHXA—x800-n1/amd/20180206-00081284-roupeiro-000-23-view.jpg
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