新型コロナウイルスの蔓延で、中国の工場の稼働が止まっている。
必要な部品供給が受けられなくなった現代自動車は、完全に操業が止まった。
半導体業界も戦々恐々だ。
半導体工場は、なんと最初にウェハーが投入されてから完成品が出てくるまでに、通常2~3カ月かかる。
この過程で約600種類の工程を踏むが、何か1つでも支障があれば、生産ラインは停止する。
仮にラインが止まったら、ライン内に投入されていた原材料すべてを廃棄し、設備の再点検をしなければならない。
一旦ラインが止まると、再稼働には2カ月以上かかり、場合によっては数百億円の被害が発生しかねない。
だから、春節休暇が長引くと、在庫切れによるライン停止が起き、想定以上の大損害が発生する可能性もありうるわけだ。
さらに、中国は世界の過半の半導体需要を抱えてきたから、工場の生産停止が長引くことでの需要減退も、韓国の半導体企業には大きな打撃となる。
となれば、半導体をめぐる需給関係は急激に悪化し、価格の暴落も避けられないことになる。
半導体以外の業界においても、中国の生産停止の影響は無視できない。
韓国は中国経済に偏った依存をしてきたから、その影響は半端ないことになりそうだ。
同様の問題は、日本企業にも当然降り掛かってくるはずだが、日本企業の場合には中国だけに依存している割合が小さく、影響はまだ受けにくいとは考えられる。
とはいえ、中国の需要が消失することが日本経済に与える影響を無視できるということはありえない。
需要の問題のみならず、金融面でも、日本に与える影響は無視できない。
韓国に比べれば随分ましだとは思うが、今から受ける傷を想定した上で、大規模な財政出動でのカバーとか、サプライチェーンの本格的な組み換えとかを進めていくべきではないか。
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ネタ元となる中央日報の記事
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