北朝鮮の弾道ミサイルを電波で妨害する装備の導入に、防衛省が着手する。
ミサイルと地上との電波の送受信を妨害することで、地上からミサイルを捕捉できないようにすることを目指す。
弾道ミサイルを発射する際に、ミサイルの航跡や機器の状態を捕捉するために、テレメトリーと呼ばれる電波がミサイルから基地に向けて発せられる。
ミサイルと基地の間を行き交う電波に強い電波を照射することで、混信などを起こさせ送受信を遮断させることを狙う。
これが実用化すると、北朝鮮はミサイルの飛行データの収集自体が困難になる。
送受信の遮断によって、思わぬ危険回避のために組み込まれているミサイルの自爆装置が働く可能性もある。
これまで北朝鮮の弾道ミサイル防衛には、イージス艦搭載の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)と、地上からの地対空誘導弾迎撃ミサイル(PAC3)に頼ってきたが、ここにこの電波妨害装置が新たに加わるとすれば、確かに防衛力の強化に資することだろう。
近年は単純な弾道軌道ではなく、終末段階で変則的な動きを見せる短距離ミサイルを北朝鮮が公開してきたことから、SM3とPAC3だけで日本を防衛するのは、極めて難しくなっていた。
低い弾道だとSM3は使えず、変則的な動きで落ちてくると、PAC3での迎撃は不可能だ。
理想論としては、憲法を改正して、専守防衛の枠を超えた対応が日本にできるようにすることが重要であるが、当面の対応としては、こうした対応も強く求められることになるだろう。
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