Malwarebytes社は、中国のUnimax社製のスマホにはxHelperと呼ばれるマルウェア(悪質な作用をするソフトウェア)がプレインストールされているとの情報を掴み、このスマホを入手して検査を行った。
その結果として、このマルウェアが普通のやり方では削除不可能であることを発見した。
スマホを完全に初期化してアンドロイドOSだけを再インストールをしても、なぜかこのマルウェアも一緒に再インストールされてしまうのだ。
Malwarebytes社がその原因をさらに探ってみたところ、Google Playと関連していることがわかった。
それでも、具体的にどのようにして再インストールされることになるのかを、具体的に明らかにすることはできなかった。
対処療法としては、設定で一時的にGoogle Playを無効にし、ウイルス対策ソフトでスマホをチェックし、xHelperを単純に削除するだけでなく、その痕跡自体も完全に消し去るしか方法はないようだ。
これによって高い確率でxHelperを削除できるとしているが、裏返せば、痕跡の消し方が甘いと再度復活してくることもあるということだろう。
さらにこのスマホには、一種の「トロイの木馬」がプレインストールされていて、これが本体設定変更とも関わっているために、削除できないようになっていることも、Malwarebytes社は報告している。
「Wireless Update」という、アンドロイドOSの自動アップデートに関わる別のソフトにも問題があることを、Malwarebytes社は発見した。
今のところはこの「Wireless Update」は悪さはしていないが、”Android/PUP.Riskware.Autoins.Fota”と呼ばれるマルウェアの亜種として検出されており、「Wireless Update」がバージョンアップされることで、悪質な動きを始める可能性があることが指摘されている。
ちなみに、このスマホは安価であることから、アメリカ政府が低所得者向けに無料配布しているものだそうだ。
こうしたものへの対策を、アメリカ政府はさらに進めていき、中国製のスマホを完全排除する方向に動いていくことになるだろう。
中国の恐ろしさが、改めてわかる話だ。
※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。
これのネタ元のスプートニクの記事
https://jp.sputniknews.com/science/202002147108681/
これのネタ元のGigazineの記事
https://gigazine.net/news/20200110-government-funded-phone-malware/
画像も同記事から
https://i.gzn.jp/img/2020/01/10/government-funded-phone-malware/00_m.jpg
無料メルマガ
最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!