人権・民主主義

蘋果日報に対する締め付けに香港市民が意地の抵抗! 英米は非難! だが日本は沈黙…(朝香 豊)


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

6月17日に、香港警察は「国家安全維持法」に違反したとして、中国当局に批判的な新聞である蘋果日報(アップル・デイリー)の家宅捜査を行い、編集長ら5人を逮捕、同紙の資産1800万香港ドル(2億5000万円)を凍結した。この事態を受けて翌18日、同社は新聞の発行部数を通常の8万部から50万部にまで増刷し、市民は相次いで蘋果日報を購入して応援した。これほど増刷したにもかかわらず、昼頃に新聞が入手困難になったとラジオ・フリー・アジアは報じた。

蘋果日報は読者に向けた声明の中で「今は香港にとって最も暗黒な時代だ」と批判し、「夜明けを迎えるために最後まで戦う」と表明した。蘋果日報や香港市民の諦めない姿は胸を打つ。

だが現実に目を転じると、蘋果日報の経営環境は非常に厳しくなっている。当局の圧力が強いために、蘋果日報に広告を載せる企業が激減しているためだ。日本企業の中に、来日の際にはお店に寄って欲しいというような広告を、蘋果日報に打ってくれるところはないだろうか。対中ビジネスと関わらないところが支援していかないと、蘋果日報の経営を支えていくことは難しくなっている。

実際、当局の締め付け強化によって蘋果日報がなくなるのではないかとの懸念を香港市民は強めている。当然であろう。

市民の中からは「白紙でも買って支えたい」という声が寄せられたとも伝えられる。蘋果日報にはぜひその路線を現実にやってもらいたいと思う。すなわち、「蘋果日報」という題字以外は白紙の新聞を発行し、それを市民が次々に買うというものだ。これなら100万部でも200万部でも発行できるはずだ。また、香港市民もわずかな支出で抗議の意思を示すことができる。世界に対するアピール力も大きい。

ところで、アメリカ国務省のプライス報道官は、蘋果日報の幹部ら5人が逮捕されたことは「政治的な動機に基づいたものだ」と強く非難し、中国当局による独立した報道機関への不当な圧力を停止するよう求めた。イギリスのラーブ外相はツイッター上で、「国家安全維持法」は「国家安全」を守るためではなく、「反対意見を封じ込めるためにある」と糾弾した。

さて、日本政府の関係者はこの件に関して何か発言しているのだろうか。政府がダメなら、自民党の外交部会だけでもいい。何としてでも日本として声を上げることはできないのだろうか。この体たらくはあまりに情けないではないか。
 
 
 
ぜひとも無料のメルマガの登録もお願いしたい。(このブログ記事の下↓に登録フォームあり)

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

www.sankei.comの記事
https://www.sankei.com/article/20210618-MOREZZ4Q6ZI6TJIJKEXXDFWVZE/
www.epochtimes.jpの記事
https://www.epochtimes.jp/p/2021/06/74806.html
news.yahoo.co.jpの記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f3a9560fa9f07ab7bb2dd65ff755dcee5b61f78
6月18日付の蘋果日報の画像
https://news-pctr.c.yimg.jp/uUzvQ3lML_bkIqyakc1vFhcD1LjPo8yt_iUb5dR3d8r5m8rSD2r1Nf-NxZJIuHs6qy6x4rRsQzTTKRTYjjW8IQTTF98uQx8bLGdeq2QXFjm7zp0V9qenighpU76rkx_rcTNe0IhpfUDHpwsHQTg0dgIqpzklb91queibn6nve8o=

無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. FBのヒドロキシクロロキン否定は、トランプへのネガキャン利用のためだった! (朝…
  2. 非常事態宣言の1ヶ月延長! ありえない! (朝香 豊)
  3. フェイスブックは特定の方向性のみを支持! ザッカーバーグが認める!(朝香 豊)
  4. N国党の立花氏が脅迫の疑いで事情聴取! 計算ずくか?
  5. フロイド氏殺害でナイキがキャンペーン! でもナイキの本質はチキンだ!(朝香 豊)…

関連記事

  1. 人権・民主主義

    台湾で香港を支持する5万人集会! 香港に自由を! (朝香 豊)

    雨の中開かれたにも関わらず、香港を支持する集会に5万人が参加し…

  2. 人権・民主主義

    アメリカ3大テレビ局が中国批判を避けている! 研究機関が公表!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!リベ…

  3. 人権・民主主義

    チョ・グク氏逮捕濃厚に! 文政権に打撃!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!韓国…

  4. 経済

    IMFトップに親中疑惑浮上! 任期途中での辞任の可能性も!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!…

  5. 中国

    TikTokに数多くの脆弱性が見つかる! 個人情報流出の恐れ!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!サイ…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 経済

    中国で「住宅価格値下げの禁止」が広がる! 誓約書を書かされた企業も出現!(朝香 …
  2. 道理

    国立墓地から「親日派」を掘り返す? 韓国国会で今秋可決か!(朝香 豊)
  3. 未分類

    バイデン「黒書」がついに公開へ! トランプーバイデンTV討論の直前!(朝香 豊)…
  4. 道理

    大不作の北朝鮮で、軍と農民のトラブルが深刻に! (朝香 豊)
  5. 安全保障

    5類への変更が決断できない岸田首相! 経口薬の特例承認もしているのに、何をためら…
PAGE TOP