Facebook創業者でCEOのザッカーバーグ氏が、ジョージタウン大学での「言論の自由」をテーマにした演説で、中国のことを表現の自由に対する最大の脅威であるとして批判した。
かつてザッカーバーグ氏は媚中派と目されていた。
習近平主席が書いた書籍を机の上に置いて、中国のインターネット監督当局者をFacebook本社に招いたこともある。こうした本を、社員に理解を促すために配ったこともある。
習近平主席と面会した際には、もうすぐ生まれる自分の子供の名付け親になってもらいたいと話して媚びたこともある。
スモッグに覆われた北京の街で、笑顔でジョギングをしてみせたこともあるし、中国市場に参入するために、中国用の検閲ツールを開発しているとも言われていた。
だが、今回ザッカーバーグ氏は従来の立場と真逆の姿勢を見せた。
英語圏で主流のチャットアプリのWhatsAppなら、デモ参加者などの情報は強力な暗号化でプライバシーが保護されるが、中国のTikTokでは情報保護が乏しく、香港の反政府デモを支持するメッセージが中国当局の指示で排除されているとし、中国が「価値観を世界に輸出している」と非難した。
かつてはインターネットのプラットフォーム企業のトップ10は欧米企業が独占していたが、今やそのうちの6社が中国企業になっており、表現の自由の保証が今後はなくなる恐れがあることに警告を発した。
ザッカーバーグ氏は、今回の演説の目的は、表現の自由に関する自身の見解の説明と、自分が経営から離れた後のフェイスブックの将来の道筋を示すことだという。
ザッカーバーグ氏の方針転換を、大いに歓迎したい。
これのネタ元の大紀元時報の記事https://www.epochtimes.jp/p/2019/10/48494.html
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