安全保障

台湾の「駐米大使」が物議を醸す! 米台正式国交樹立への道!(朝香 豊)


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

台湾の駐米代表(representative to the US)である蕭美琴氏が、ツイッター上の肩書を「駐米大使」(ambassador to the US)としていたことに波紋が広がっている。

アメリカと台湾には正式な国交はないため、台湾はアメリカに「大使」を送ることはできない。

それで台湾の「代表」をアメリカに送っているのだという建前になっている。

こうした点から「大使」を名乗ることは本来おかしいと言えばその通りなのだが、ここに中国が過敏な反応を見せているわけだ。

蕭美琴氏は、正式には「代表」であることを認めつつ、それでも「大使」と呼ばれることが多く、実質的な仕事は大使的な仕事であり、「大使」と名乗ったほうが何をやっている人かがわかりやすいので、肩書としてこう記したとの釈明を行った。

さて、この蕭美琴氏のこの動きをどう見るべきだろうか。

台湾は国連総会が開幕した9月15日に、国連本部があるニューヨークのタイムズスクエアに、台湾の国連への参加を求める大型広告を掲載した。

国連が掲げる「誰も置き去りにしない」理念の実現を求め、コロナのことを念頭に置きながら、”Taiwan can help”(台湾は役立つことができる)、”Recover better together”(一緒にもっとうまく回復しよう)とのメッセージを掲げた。

クラフト米国連大使は、台北駐ニューヨーク経済文化弁事処の李光章処長(在ニューヨーク総領事に相当)と昼食を一緒に取り、「国連のホスト国として李氏を歓迎し」、「台湾は国連に参加できるようになるべきであり(中国が加盟を阻止しているのは)恥だ」と述べた。

こうしたことから、台湾はアメリカと緊密に協力しながら国連加盟運動を展開していることがわかるだろう。

もちろん中国の反対が強い中では、台湾の国連加盟は簡単ではない。

だが、この運動を通じて台湾の独立国としてのイメージは間違いなく強化される。

独立国として台湾を承認しようという流れを作った上で、アメリカは台湾を独立国として承認し、正式な国交を結ぶつもりなのではないだろうか。

この一連の流れの布石として蕭美琴氏が「駐米大使」を名乗ったと考えると、しっくりくる。

歴史は着実に進んでいる。

ぜひとも無料のメルマガの登録もお願いしたい。(このブログ記事の下↓に登録フォームあり)

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

ネタ元のサウスチャイナ・モーニング・ポストの記事
https://www.scmp.com/news/china/diplomacy/article/3102350/taiwans-us-representative-clarifies-twitter-profile-after
ネタ元のフォーカス台湾の記事
http://japan.cna.com.tw/search/202009170005.aspx?q=国連
フォーカス台湾からの引用画像(蕭美琴)
https://imgcdn.cna.com.tw/Japan/Photos/JpnNews/202007/20200711180238.jpg
フォーカス台湾からからの引用画像(タイムズスクエアに掲げられた台湾の広告)
https://imgcdn.cna.com.tw/Japan/Photos/JpnNews/202009/20200917144522.jpg
CNNからの引用画像(クラフト米国連大使)
https://www.cnn.co.jp/storage/2019/02/23/e47de177af465eb143eaba87c9d83d5b/t/768/432/d/03-kelly-craft-lead-image-super-169.jpg

無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. NHKの「家族や友人などのレンタルサービス」のやらせ番組、ようやくBPO審議入り…
  2. 「優生思想で危険」だとNumber編集部に非難の声! いやいや、危険なのはむしろ…
  3. もうこれ以上、静かにしてはいられない! 文在寅政権に対して、アメリカは怒りを隠さ…
  4. 中国が武漢P4からフランスを排除していた! 騙されたフランス!(朝香 豊)
  5. 持ち込み荷物 X線検査受けずに出国! ゴーン被告!(朝香 豊)

関連記事

  1. 経済

    中国では結婚件数が激減! 無視できない経済的理由!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!20…

  2. 安全保障

    米共和党は中国大使館前の通りの変更を提案! 李文亮プラザ!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!アメ…

  3. 安全保障

    コロナの発症は武漢の研究所! 亡命研究者たちが証言しているとバノン氏!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!新型…

  4. 人権・民主主義

    蔡英文圧勝を中国メディアが酷評! 「汚い小細工」だって(笑)(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!台湾…

  5. 安全保障

    アメリカで検問中の警官が射殺される! BLM運動の見直しを!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!オク…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 安全保障

    アメリカのシンクタンクが名指し批判! 追い詰められる二階幹事長と今井補佐官!(朝…
  2. 外交

    中国が対米戦略を大転換か? 環球時報が方針転換を主張! (朝香 豊)
  3. 人権・民主主義

    朝日は女性・トランスの味方ではない! 飯山陽氏!(朝香 豊)
  4. 人権・民主主義

    専門家会議の議事録は完全に不要! なんで筋論を最後まで通さないのか?(朝香 豊)…
  5. 中国

    「スペイン風邪」も中国起源か? 有力説あり!(朝香 豊)
PAGE TOP