中国政府の大量の内部文書が米紙ニューヨーク・タイムズにリークされた。この内部文書は5種類403ページに及ぶ。
新疆ウイグル自治区には収容施設が各地に設けられ、イスラム教徒100万人以上が拘束されている。
2016年に陳全国氏がウイグル自治区の党書記長に就任してから、収容施設の数が急速に増大した。
陳氏は習近平国家主席の演説内容を地方政府の当局者らに配布し、「情け容赦は無用」「拘束すべき者たちを一網打尽にせよ」と指示していた。
家族が行方不明、または施設に収容されたなどと知った場合に起こる、海外に出ているウイグル人学生らの問い合わせに対する想定問答集も、中国政府は作成していた。
ウイグル自治区莎車県の責任者だった王勇智氏は、収容施設に拘束されていたウイグル人計7000人以上を自らの判断で釈放したが、党の指示に背いたとして取り調べを受け、処罰対象となったこともわかった。
ウイグル人の収容施設に関して、中国政府が説明してきた「職業訓練」といった建前とは明らかに違う様子がよりはっきりと浮かび上がってきた。
このことがリークされた内部文書によって全世界的に広く報道されたことによる、中国政府のダメージは極めて大きいだろう。
また、中国共産党を習近平国家主席が完全に掌握しているわけではないことも浮き彫りになった。反習近平派が習近平氏に巨大なダメージを与えようとして、こうしたリークを行っているわけだ。
権力層が一枚岩ではないというところに、中国の弱点が見えている。
これの元ネタとなる Afpbbの記事https://www.afpbb.com/articles/-/3255199
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