ワクチン接種後に死亡しても、生命保険が支払われないというデマが広がっている。拡散されているが、一切信じないでもらいたい。
私のところにも「実話」として1つの話が流れてきた。
普通に健康体の52歳の男性が心臓に問題が生じて突然死した。家のローンがあと18年残っているが、契約時の生命保険で処理されると思っていたが、保険金は支払われないことになった。
契約の約款に「薬物の治験を受けた場合は死亡原因に関わらず保険金は支払われない」と書かれており、コロナの予防ワクチンの接種はこの事項に該当するために支払われないことになった。
本当に「実話」だと素直に思い込んでしまった人にとってみれば、何とも許し難い話だと感じることだろう。正義感に打ち震えるのは十分に理解できる。
だが、法律というのは社会正義の実現のためにあるという大前提があり、そのために素朴な「社会通念」というものが非常に大切にされている。「社会通念」としてそんなことは断じて認められないという内容は、そもそも無効にされることが普通だ。よほど明確に厳格に記載されてもいない限り、「そのようにも解釈できる」というレベルで一方的に押し切られるということはありえないと見ていいだろう。
「ワクチンの接種」が「薬物の治験」に相当するという社会通念は存在しない。そもそも「薬物の治験」の場合には、万が一の事態になった時には治験を実施している製薬会社が補償することになっており、こうした補償を受け取りながら、これとは別に民間の保険会社からの保険も降りるというのであれば、それは二重取りになってしまう。そうしたことはよろしくないとの社会通念が成立するから、「薬物の治験」の時には保険金が支払われないとの約款に合理性が認められるわけだ。
私がこのように御託を並べても「そんなの信用できるか」という人もいるだろう。そこで民間の保険会社がこのことをどう規定しているか、具体的に見てみよう。
例えばオリックス生命保険は、「新型コロナウイルスのワクチンを接種した場合、契約や保障はどうなりますか?」との質問に対して、「ワクチンの接種や、ワクチンの治験参加を理由に、保険契約が無効になることはありません」「ワクチンの接種やワクチンの治験、またはその後の副反応を原因として入院・死亡などの支払事由に該当した場合でも、保険金・給付金等のお支払い対象となります」「ワクチンの接種やワクチンの治験後、他の病気を原因として入院・死亡した場合も、ワクチンの接種を理由にお支払いの対象外となることはありません」と記載している。
ワクチン肯定派であれ、否定派であれ、自説に有利な情報を見つけては飛び乗るはやめようではないか。冷静に考えるためには、むしろ自説にとって都合の悪い話を大事に扱わないといけないと思う。
スッキリした「正解」を求めたいのは人情だと思う。だから明確には定まらないモヤモヤした感じが残るのは不愉快ではある。だが、そういうものと付き合っていかざるをえないのは必然だと諦めるしかないんじゃないだろうか。
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