米連邦通信委員会は、グーグルが申請していたアメリカと台湾を結ぶ海底ケーブルを承認した。
この件には、実に感慨深いものがある。
というのは、ロサンゼルスと香港を結ぶ海底光ファイバーネットワークの完成が間近になった段階で、米当局は国家安全保障上の理由から同プロジェクトについて懸念を表明し、これを認めなかったという経緯があるからだ。
アメリカは、中国との直接接続を安全保障上の問題から外し、代わりに台湾との直接接続を行って、両国関係を深める選択肢を選んだことになる。
今や幻となった香港ルート用に敷設されたケーブルを台湾ルートに流用することで、比較的短時間で敷設が完了することが見込まれるようだ。
なお、このプロジェクトには様々な条件も付与されている。
運営センターがアメリカ国内に置かれること、必要が生じた場合には24時間以内にグーグルがケーブルを通じての情報の行き来を切断できるようにすること、香港側との接続は認めないこと、グーグルが海底ケーブル敷設で中国側と作った合弁企業のPLCNには運営管理に関する権能を与えてはいけないこと、グーグルが条件を変更しようとする場合に米当局には拒否権を認めることなどだ。
こうした条件を見れば、アメリカがいかにこのケーブルを国家安全保障の観点から大切に扱っているかがわかるだろう。
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