安全保障

中国の影響力工作に警告! エストニア!(朝香 豊)


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

エストニアの対外情報機関は、中国共産党が世界的な影響力を強めていることに警鐘を鳴らす報告書をまとめた。在エストニアの中国大使館は「エストニア人民に対する中国人民の感情を傷つけた」としてこの内容の変更を求めたが、エストニア政府は拒否した。

この報告書は、中国共産党が経済的利益の誘導やスパイ活動、エリートとの関係構築などで海外への影響力を高めながら、欧米を分断する戦略を立てているとしている。また、世界を中国の技術に依存させるという明確な目標のもと、中国共産党が浸透工作を行っていることを指摘した。

さらに報告書は、中共の外交政策が提唱するいわゆる「人類運命共同体」の実現は、「北京主導の声なき世界」につながると警告している。
 
エストニアはかつてソ連に蹂躙され、独立を奪われた国である。それゆえに共産主義に対する警戒心が強く、中国共産党の意図をよく理解することができるのだろう。

エストニアの外国情報機関の責任者ミク・マラン氏は、「中露協力は緊密化しているが、関係の主導権は北京が握っている」ことを指摘しながら、「中国の活動は年々新たな安全保障上の懸念を高めている」と強調している。

なお中国は2012年から中東欧17カ国の経済協力の枠組み「17+1」を推進しているが、中国が約束したこれらの国々への投資は履行されておらず、これらの国々からの輸入も増やしていないことから、17カ国は中国との距離を広げる傾向にあるようだ。

米エンタープライズ研究所研究員のゲーリー・シュミット氏は、欧州各国を分断させようとする中国の戦略はある程度の効果があるが、中国の振る舞いに対する国際社会の反感を増幅させていると述べている。

甘く見るのは正しくないだろうが、中国の振る舞いが様々な疑念と軋轢を生んでいることは確認しておきたい。
 
 
 
無料のメルマガの登録をぜひともお願いしたい。(このブログ記事の下↓に登録フォームあり)

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

www.epochtimes.jpの記事
https://www.epochtimes.jp/p/2021/02/68812.html
中国とエストニアの引用画像
https://estonianworld.com/wp-content/uploads/2017/11/China.jpg

無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. 種苗法改正は必要! 日本の種苗の知的財産を守れ!(朝香 豊)
  2. 難民認定を甘くすることに反対!(朝香 豊)
  3. 中国、不動産バブル崩壊へ! 中国恒大集団が大幅値引販売実施!(朝香 豊)
  4. 米中通商協議が部分合意に! 今回はアメリカの一方的勝利!(朝香 豊)
  5. 橋本聖子や山下泰裕の派遣でお茶を濁すようなことをするな! 北京オリンピックでの対…

関連記事

  1. 安全保障

    サウジ攻撃はイラン南西部から?(朝香 豊)

    サウジアラビアの石油施設の空爆において、アメリカ政府は攻撃前に…

  2. 中国

    武漢で1日に亡くなっている数を推計したら、すごいことがわかった! 新型肺炎!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!武漢…

  3. 安全保障

    オーストラリア政府、外国勢力の干渉防止のための新部隊設置へ!(朝香 豊)

    人気ブログランキングでの応援、よろしくお願いします!オース…

  4. 安全保障

    外国代理人登録法にも違反か? バイデン!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!中国…

  5. 安全保障

    サウジへの攻撃はハメネイ師の指示か! 私の見立て (朝香 豊)

    イランの関与が濃厚となったサウジ攻撃について、おそらくこういう…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 安全保障

    中国各地で封鎖処置が強化!(朝香 豊)
  2. 経済

    日経が財政拡大警戒論の記事掲載! 財政のタイプを区分けして語るべき!(朝香 豊)…
  3. 道理

    “Let’s go Brandon”がトレン…
  4. 道理

    国立アイヌ施設「ウポポイ」開業! こんな施設が必要か? (朝香 豊)
  5. 道理

    北朝鮮が日本船舶のバラスト水放出を反倫理的犯罪だと非難!
PAGE TOP