ハーバード大学の政治学の大学院であるケネディスクールの学生と卒業生が、トランプ政権内部などの政府機関内で仕事をするハーバード卒業生の学位を取り消すことを求めている。請願書を見ると、ケネディスクールの学生会も関わっている感じだ。
学位を取り上げる対象には、トランプ支持派のテッド・クルーズ上院議員やダン・クレンショー下院議員、ケイリー・マケナニー報道官なども含まれる。
扇動的な言葉を使って民主主義の過程を打ち砕くあり方が1月6日の暴力的な反逆行動(議事堂襲撃)を引き起こしたのであり、その起源は白人至上主義にあるから、こうした姿勢を持つ卒業生の学位を取り消すべきだと訴えているのだ。
1月6日の事件を作り上げたことに、十数名以上のハーバードの卒業生がニセ情報と不信を必死に拡散したことが関わるのは明らかであり、彼らは民主主義を強化し正義を進めることを誓う大学を代表する存在ではないし、代表すべきでもないとしている。
そしてトランプに近い立場にいる政治家を講演や授業でハーバードに呼ばないことを要求した。
政治的に右か左かは問わないが、武装反逆を奨励するような立場は容認できないとの立場だ。
議事堂襲撃は孤立した出来事ではなく、この状態をハーバード大学のような組織が放置するなら、今後も起こるであろうと主張している。
彼らが主流派マスコミや大学教授の言うことを鵜呑みにして、事実関係を正確に理解していないことは明らかだ。また、アメリカの大学がいかに左に偏向しているかを如実に表しているともいえる。
だが、果たして本当にそれだけなのか。
主流派マスコミが、トランプは反乱法や戒厳令の発動を考えていると報道した時に、トランプ大統領は即座に「フェイクニュース」だと否定した。
それなのに、トランプ支持派の中では、トランプ大統領に反乱法や戒厳令の発令を絶えず求める声ばかりが目立っていて、今なおそれは続いている。
こうしたあり方を根拠として、彼らがトランプ支持者の学位を取り消せと主張していることに気づかないだろうか。
トランプ支持者は国家転覆を起こそうとするテロリストであり、彼らの集会は禁止しなければならないとする動きが広がっているのだが、そのことに対する警戒感を持っているだろうか。
勇ましい陰謀論を盛り上げたらトランプ支持者はその気になるだろうというディープステートの罠にまんまとはめられてきたことに、いい加減気づいてもらいたいのだ。
何度言っても、こうした声が届かないことがむなしい。
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ハーバード大学の学生たちの嘆願書
https://docs.google.com/document/d/18fm7gsYHW06CNh7Su_V2PzOqZ-E_3wL9p_GRUdoRmKg/edit
ハーバード大学の画像
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