24日に投開票のあった参院静岡補選での自民党の敗北は、来たる衆議院議員選挙での自民党の敗北を暗示する不吉なものとなった。
この参院補選では立憲民主党と日本共産党の候補者一本化はできていないが、野党系の山崎真之輔氏は65万票あまりを獲得し、自民党の候補である若林洋平氏に対して約5万票という圧倒的な差をつけて勝利した。共産党から出馬した鈴木千佳氏も11万票を超える票を獲得しており、もしこの選挙区で立憲・共産の選挙協力ができていたら、単純計算では16万票以上の差がついていたことにもなる。事前予想では自民の若林有利とされていただけに、結果との落差はあまりにも大きい。
朝日新聞の出口調査では、岸田内閣を支持するかどうかについては「支持する」が60%に達し、「支持しない」が34%にとどまったにも関わらず、内閣支持層のうち自民党の若林洋平氏に投票したのはわずかに61%にすぎなかった。一方立憲民主党の支持層では93%が山崎氏に投票していた。この差は歴然としている。
無党派層においても、69%が山崎真之輔氏に投票していた。明らかに「風」は野党系の山崎氏に吹いていたことになる。自民党総裁選挙での盛り上がりが嘘のように引いてしまったとも言えるだろう。自民党の単独過半数割れも視野に入れないわけにはいかなくなっている。
私が今回の選挙で懸念しているのは、自民党側に厳しい情勢を前に原則を見失っているのではないかと思えるようなことが起きていることだ。
私の地元で自民党から出馬している桜田義孝議員も今回は苦戦が伝えられているが、桜田氏も原則を見失っているように感じる。例えば桜田氏は比例区は公明党に入れてほしいと演説会で何度も強調していた。自分はいくら自公連立だからといっても、大事なところで親中姿勢を振り回す公明党に投票してくれなんて言われても断固拒否だが、そうした有権者がいることを桜田氏は頭の中からすっかり抜けてしまっているのである。公明党支持層のさらなる獲得を欲して、公明党に媚を売ってしまったわけだ。これが本来の保守派にはドッチラケになり、進んで桜田氏を応援しようという気持ちを失わせることを、桜田氏は残念ながら理解していないようだ。
はっきり言うが、公明党の支持者からしても、あのような姿勢を見せられてもあまり嬉しいとは思わないのではないだろうか。素直に、原則通りに、比例区は各人の思いに従って自民党か公明党に入れて頂きたいと述べれば良かったはずだ。
「当選させてくれ」と媚を売るような人物にはむしろ投票したくなくなるものだろう。この桜田氏と似たようなことが各地で起こっているのではないかと、私は懸念している。
また政策についても自民党の主張は「言い訳」に見えてしまう感じがあって、守りに入っている感じが強い。日本の危機をしっかりと意識させた上で、これを乗り越えて明るい未来を展望するような力強いリーダーシップを感じさせないのである。これは岸田総理の弱さに起因するものなのだろうが、今からでも大胆に方向転換をしないとこのままズルズル負けが込むことになるだろう。
岸田総理に熱い思いを持てない気持ちは私も同様だが、このまま行くと立憲・共産が大躍進するという全く笑えない事態になることに危機感を感じている。
脚を引っ張ることしか能がない立憲・共産が勢力を伸ばしても、何もいいことはないだろう。
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岸田総理の画像
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