問題のコロナウイルスについて武漢に調査にでかけたWHOの結論のおかしな点が、意外なところから指摘された。
今回の調査団の一員で英国の動物学者のピーター・ダスザック氏は、武漢ウイルス研究所が実験室で生きたコウモリを使ってウイルステストを行ったことを完全に否定していた。ダスザック氏は昨年4月にツイッターで「研究者はコウモリを飼ってもいないし、殺してもいない。すべてのコウモリはサンプリングをした後に、元の洞窟に戻されている。これは一つの保護措置であり、疾病の広がりという観点からすれば、殺処分にしたり実験室で飼おうとするよりずっと安全である」とツイートしていた。
ところが、武漢ウイルス研究所がコウモリを飼っていたと思われる証拠が出てきたのだ。人工的な条件下でコウモリを健康的に成長させ、繁殖させることができるコウモリ飼育ケージの特許を、2018年6月に武漢ウイルス研究所は出願していた。そしてこの特許は2019年1月4日に正式に認められている。
また2020年10月16日にも同研究所は、野生のコウモリを人工的に繁殖させる方法に関する、また別の特許を出願していることも判明した。
これはダスザック氏の話と現実は全く違っていて、武漢ウイルス研究所においてコウモリが飼育されていたことがほぼ間違いないことを示している。
この点での相違だけで武漢ウイルス研究所から例のウイルスが持ち出された、あるいは漏れ出たと結論づけることはできないが、なぜこの点で中国側が虚偽の報告をWHO側に行い、WHO側はその虚偽を事実のように扱ったのかは興味深いところである。
アメリカ政府が武漢ウイルス研究所がウイルスの発生源である証拠を掴んでいることを、ポンペオ前国務長官は述べているが、今回のこの話はポンペオ発言のほうが信憑性があることを裏付けたとも言えるだろう。
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www.dailymail.co.ukの記事
https://www.dailymail.co.uk/news/article-9257413/Secret-bat-cages-Wuhan-lab-researchers-planned-breed-animals-virus-experiments.html
コウモリの画像
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