立憲民主党の新代表に、意外にも党内では「保守派」とも呼ばれる右派の泉健太氏が選出された。
1回目の投票では泉氏がトップに立つとしても、リベラル派による「2位・3位・4位連合」によって最終的には2位に位置した人が新代表になるのではないかとの観測が強かった中、泉氏が決選投票でも大差をつけて勝利したのは興味深い。
立憲民主党内部でも今までの「スキャンダル重視路線」では戦えないとの意識が強まった結果であると見るべきである。
立憲民主党の代表選挙では、候補者間の明確な相違がほとんど見られないという残念なものに終わった。
共産党との関係については全員が「見直す」としながらも、共産党との縁を切るとの選択を訴えた候補者はいなかった。その上で、共産党との関係を切ることを求める連合の支持も失いたくない姿勢も4人とも共通していた。
共産党と手は組まないが、共産党の票は欲しいし、共産党との関係の悪い連合の支持を失うわけにはいかないという、あまりにも独りよがりな路線を立憲民主党が求めていることがわかる。党内で支持を集めるにはこのように訴えるしかないのかもしれないが、他党や連合との関係ではあまりに虫がいい路線を歩まざるをえないのである。
泉氏は新代表になってから、国民民主党を「兄弟党」だとの親近感を滲ませたが、国民民主党の玉木代表は「わが党は、各党とは等距離で向き合い政策本位で協力を求めるところは求めていきたい」とし、立憲民主党を特別扱いする気がないことを示した。
玉木氏は連合が求めている立憲民主党との合流についても、「共産党は立憲民主党とはこれまでと同じような関係が続くと言っており、そういう意味では難しいと認識している」として、連合が求めているように共産党との関係を明確に切ることが前提となることを明確にした。当然であろう。
党内には共産党との関係を切られては困る勢力もいるし、野党連合路線が自民党政治に打ち勝つための唯一の路線だとして、これを支持する外部勢力も強い。こちらの顔を立てながら現実野党化する路線を泉氏は選ばざるをえないはずだ。そして現実野党化すると、国民民主党との違いがどんどん見えなくなっていく。その路線上の矛盾は、誰が代表をやったとしても避けられない現実であろう。
この股裂状態の中で泉・立憲民主党が苦しむことになるのは間違いない。来年の参議院議員選挙に向かう中でこの党内の矛盾がゴタゴタを引き起こすことになっていくだろう。この結果として路線の定まらない立憲民主党がさらに支持を落としていくことになるのではないか。
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